改めて振り返った事はあまりないけど、思えば小学生の時からそういうところはあったかもしれない。
寝る前に漫画を読んでいて、「4」という数字が出てくると、やけに恐ろしいものを連想させる。
その数字を見てしまうとどうもそこから恐怖が抜けなくなってしまって、頭の中から「4」ではないハッピーなものを思い浮かべようとする。
気づけば5分ほど経っていて、本のページは止まったまま、自分も気づけば動けなくなっていた。
犬の散歩に行った時、空を見上げたらふと世の中で戦争が始まるんじゃないか?みんな死ぬんじゃないか?と急に怖くなってまた動けなくなってしまう。
恐怖が消えるまであらゆるハッピーなことを想像する。戦争なんて起きない起きない!と思って無理に足を進めるが、気になってまた先ほどの場所まで戻る。また進む。また戻る。を繰り返すのだ。
きっとわたしの愛犬はなんや?行かへんの?と思っていたかもしれない。
中学生1年生の時はわりと酷くて、よく独り言をいっていた。
世の中で起きるあらゆる恐ろしいことが頭によぎってしまうと、その恐怖をかき消すために今度は頭の中では収まらず、ハッピーなことを小さな声で口に繰り返し出してしまうのだ。
だれにも聞こえないよう言っていたつもりが先輩に独り言言ってる?と突っ込まれたこともある。
想像しにくいかもしれないが、わかりやすくいうと
戦争⇄平和 死⇄生 これを繰り返し繰り返し頭の中で闘わせるのだ。
そこからはわりと落ち着いていた。独り言も無くなったし、恐怖を感じることもなかった。
20代になって社会に出た時、仕事の関係でたまたま読んでいた本に
〝強迫性障害〝
という言葉を見つけた。症状はまるっきりわたしと当てはまった。
わたしの場合は、数字にとらわれている強迫性障害。
病気の存在を知った時、
本当に嬉しかった。自分が異常だと思っていたから。
一人じゃないんだ、と感じれて心から安心した。
わたしにとっては、ここまで第一フェーズ。笑
まだまだハタチそこそこの、希望に溢れたあおあおしかった初期の症状。
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